漆黒の闇でパリに踊れ

投稿者 Yumeka Roche 2014年2月15日土曜日

Une nuit 2012年

[監督] フィリップ・ルフェブル
[出演] ロシュディ・ゼムサラ・フォレスティエサミュエル・ル・ビアン

フレンチノワール的邦画タイトルですね、好き。
夜のパリをひたすらかけめぐる。大きなドンパチもなければ派手なカーアクションも無い、一見いつもと同じ一晩。
それでも100分間目が離せなかった。

犯罪取締役班の刑事シモンは、一晩バーやクラブ、ディスコなどを巡回する。
昼間のパリの顔とは違って、夜のパリはドラッグや暴力、売春、そして裏切りなどが渦巻く欲望の街と化す。
うまくこれらの社会をまわすことが、大きな犯罪を食い止めるのであり、シモンの顔ですべてがギリギリのラインで保たれている。アウトロー達と付き合うには、時には見て見ぬ振り、自分も闇の中に入り込んで番人をするしか、身は守れない。

そして夜があける。

☆☆☆☆


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